「しろくま」正しくは「ホッキョクグマ」をみなさんどのくらいご存じでしょうか?北極圏に生息している?近年では絶滅危惧種?実はかなり狂暴??
今回は知っているようなよく知らないようなホッキョクグマについて少し掘り下げてみましょう!
1.シロクマはどこに住んでいる?
シロクマの生息地はどこでしょうか?ホッキョクグマという名から北極圏であることは確かですね。北アメリカ北部・ユーラシア大陸北部・グリーンアイランド南端・アイスランド南部・カナダのハドソン湾ジェームズ湾・ニューファンドランド島が主な生息地です。
シロクマは氷が張り始める11月から氷が溶ける7月までのほとんどを氷上で過ごします。
2.シロクマは何を食べる?
シロクマは陸上の最大肉食獣と言われ、アザラシの赤ちゃんやセイウチ・シロイルカ・魚・水鳥・卵などを食べます。狩りをするときは海にそっと潜り、獲物がいる氷の端まで近づいて獲物を仕留めます。氷が溶けだしてからまた氷が張る時期までの約4か月間は絶食状態となります。
3.シロクマは冬眠しない!?
動物は冬が近づくと春先まで冬眠するイメージがありますよね?実はシロクマは冬眠しないそうです!! 厳密には冬眠しながらも動き続けるそうです。それもビックリですよね。
シロクマは陸に留まる7月から11月の間、通常の冬眠状態の動物と同じくほぼ絶食状態となるそうですが、体温を下げ、体のあらゆる機能を遅くすることでエネルギー消費を節約するため冬眠状態のまま動き回れるとのこと。また、シロクマは11月に一番早く海が凍り、餌のアザラシが採れる場所まで移動しなければならないため、一つの場所に留まることなく冬眠状態でも移動し続けるそうです。この事からシロクマの冬眠は「歩く冬眠(walking hibernation)」と呼ばれています。
4.シロクマの数が減っている?
ホッキョクグマは絶滅危惧種とされています。それは有害化学物質による大気汚染・水中汚染が原因の一部だと言われています。世界中で発生したダイオキシンや農薬が高濃度で北極圏まで集まってきています。水中では工場水が流れ出てプランクトンが吸収し、それを小魚が食し、その小魚をアザラシが食し、そのアザラシをシロクマが食す。一度取り込まれた有害物質は体内で分解されずに残留するので、子供にも遺伝していきます。
この有害物質の遺伝が子クマの免疫を下げ生存率を減少させます。そうしてホッキョクグマの繁殖率が下がり続けることで地球上のシロクマの数が減っていっているそうです。
5.まとめ
今回でシロクマ(ホッキョクグマ)のことが少しだけ知ることができましたね! 絶滅危惧種のシロクマを守るためにはまずシロクマのことを知ることから。そして家族、お友達に話してみませんか?みんなでシロクマを知ることが絶滅への道を遠ざける第一歩になるかもしれません。
Facebook
Instagram
Shopping-cart